タクシー車両の「優良」ステッカーは何を意味するもの？

「優良」と書かれているステッカーが貼られているタクシー車両を見かけることがあるでしょう。何を意味するものなのか気になる人も多いかもしれません。今回はタクシー車両に貼られている「優良」のステッカーについて解説していきます。

優良タクシー運転手に付与される優良運転者証

「優良」のステッカーは優良タクシー運転手に付与される優良運転者証です。では、優良タクシー運転手について見ていきましょう。

優良タクシー運転手の認定制度がある

地域のタクシーセンターやタクシー協会で、優良タクシー運転手の認定を行っています。認定を受けたタクシー運転手は表彰されて「優良」と表記されているステッカーが交付され、車両に貼れる仕組みです。

東京の場合には、優良タクシー運転手の中でも経験年数に応じて複数のランクに分かれています。たとえば、一般表彰・10年表彰・20年表彰などです。

表彰の年数が長ければ、それだけ経験が豊富でなおかつ長期間にわたって安全運転を続けていることがわかるでしょう。

また、運賃に関しては通常のタクシーと変わりません。

優良タクシー運転手の認定基準

優良タクシー運転手に認定されるための条件はふたつです。ひとつは、5年間無事故無違反で過ごした場合で、もうひとつは優良事業者として認定されているタクシー会社で働いている場合です。

どちらか一方でも満たせば、優良タクシー運転手としての認定を受けられます。

5年間無事故無違反は、すぐに条件を満たすことは困難です。これに対して、優良事業者で働いているといった条件なら、優良事業者にタクシー運転手として就職するだけで満たせます。

そのため、早く優良タクシー運転手になりたいのであれば、優良事業者と認定されているタクシー会社の求人を探してみるのが良いでしょう。

優良タクシー運転手になるメリット

優良タクシー運転手専用の待合所が設けられており、認定を受けてステッカーを貼っていれば利用できます。東京なら大きな駅の付近などに多いため、営業するうえで有利です。

優良タクシー運転手専用の待合所以外のタクシー乗り場などでも、ステッカーで優良タクシー運転手だと一目でわかります。「優良」のステッカーがあるから安心できるという理由で選んでくれるお客様もいるでしょう。

通常のタクシー運転手と比べて、売上や収入が高く安定しやすいのがメリットです。

まとめ

「優良」のステッカーは優良タクシー運転手に交付されているものです。就職先のタクシー会社によっては、早い段階から取得できます。「優良」のステッカーがあれば、営業する上で何かと有利なため、タクシー運転手の仕事をするなら、ぜひ取得しておきましょう。