タクシー運転手は離職率が高いと耳にしたことがある人もいるかもしれません。タクシー運転手の仕事に就きたい人にとっては、本当かどうか気になるものですよね。今回はタクシー運転手の離職率と、離職する人の主な理由について解説します。
タクシー運転手の離職率は10%程度
東京ハイヤー・タクシー協会によると、タクシー運転手の離職率は10%程度です。ここでの離職率の定義は、就職後3年以内に辞めた人の割合を指します。
「離職率10%」は、ほかの業種と比べて決して高い数字ではありません。全業種の離職率は30%程度です。このことから、タクシー運転手の離職率が高いというのは間違った認識で、実際には低いことが分かります。
タクシー運転手は離職率が高いイメージが強いのはなぜ?
タクシー運転手の離職率が高いといったイメージの理由として、短期間で離職することが考えられます。
大半の人はタクシー運転手の仕事に就いたら、その後は長く続けています。しかし、すぐに辞めてしまう人も一定数いるのが実情です。短い人だと、入社後1週間程度で辞めてしまいます。
非常に短い期間で辞める人がいることで、離職率が高いようなイメージにつながっています。
また、タクシー運転手の平均年齢は約60歳です。定年退職後の再就職先に選ばれやすいこともあり、入社時点ですでに高齢の人も比較的多くいます。高齢になってから入社した場合には、働く期間が短くなりがちです。平均年齢の高さが、離職率が高いイメージを作っている面もあります。
タクシー運転手の主な離職理由
実際にタクシー運転手の仕事に就いてみて、向かないと判断したというケースがよくあります。運転の仕事が向かなくて辞める人もいれば、接客が向かなくて辞める人もいるでしょう。タクシー運転手の仕事は、運転と接客の両方のスキルが求められます。
歩合給で思ったより稼げなくて辞める人もいるでしょう。高齢者が多いため、健康上の理由や体力的な理由での離職もよくあるケースです。
また、違反を何度もして免許の点数がなくなったという理由で辞める人もいます。免許が取り消しになると、タクシー運転手の仕事を続けられません。違反によって辞めざるを得なくなる人もいるのです。
まとめ
タクシー運転手の仕事は、世間一般的なイメージとは異なり、離職率は低めです。非常に短い期間で辞めてしまう人もいますが、大半の人は長く続けています。タクシー運転手の仕事に就きたい人は、ぜひ求人への応募を検討してみてください。
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