頑張りが給料に反映されやすいタクシードライバーは、近年、幅広い年齢層に人気の仕事です。しかしタクシードライバーになりたい人の中には、「道を覚えられる自信がない」「引っ越してきたばかりで土地勘がない」などと不安になっている方も多いのではないでしょうか。
今回はタクシードライバーへの就職・転職を考えている方に向けて、道を覚えるコツを紹介します。
タクシードライバーの道の覚え方
道を覚えるときのポイントは、自分に合った方法で頭にインプットすることです。基本的な道の覚え方として、次の4つの方法があげられます。
目印で覚える
1つ目は、地域ごとの目印を覚えることです。建物や景色など、目的地付近で目印になるものを見つけましょう。
目印にするものは、必ずしも有名スポットや町のランドマーク的な存在である必要はありません。コンビニやオフィスビルなど自分にとって印象的なもので十分です。
交差点・通りの名前で覚える
2つ目は、交差点や通りの名前で覚える方法です。お客様に「〇〇通りを入って、ちょっと進んだところのビル」など、大まかな場所をいわれることもあります。大通りを中心に交差点や通りの名前を憶えておくと、目的地付近まで迷わず運転できます。
最初は地図で大まかな場所を覚えて、実際に走ってみる方法がおすすめです。地図上の情報と景色を紐づけると忘れにくくなります。
地図で覚える
3つ目は、地図で覚える方法です。地図は道に加えて近隣のランドマーク情報も記載されており、位置関係を俯瞰して把握できます。
最初は地図を見慣れていなくとも、毎日見るように習慣づければ少しずつ慣れてきます。道の予習・復習にも役立てられるので、こまめに地図を見ることを意識しましょう。地図が古くなっている可能性も考慮して、ある程度覚えたら実際に走り、現地の景色と照らし合わせることも大切です。
とにかく走って覚える
4つ目は、とにかくエリア内を走って体で覚えることです。実車でも空車でも、道を走っていると自然と覚えるようになります。
日中に走る余裕がないときは、営業終わりに走ってみましょう。休日に自転車や自家用車で走ってみるのもおすすめです。
なかなか道を覚えられないときは?
思うように道を覚えられなくとも、タクシードライバーとして働けます。ここでは、道を覚えきれないときの対処法を2つ紹介します。
お客様に聞く
分からない道は、お客様に正直に聞くことも大切です。曖昧な記憶のままタクシーを走らせると、道を間違えてお客様に迷惑をかけてしまうおそれがあります。
トラブルを防止するためには、正直に詳しくない場所であることを伝えて、ナビゲーションをお願いできないか聞きましょう。たとえば「〇〇通りまでは分かるのですが、その後の詳しい部分は指示していただけますか」と具体的に伝えると、お客様から教えてもらえます。
お客様に道を聞くこと自体は、ダメなことではありません。営業後に復習して、次の常務に活かすことが大切です。
ナビをフル活用する
車載のナビ機能をフル活用することも、トラブル回避につながります。「ナビを使用すると道をいつまで経っても覚えられないのでは」と不安になるかもしれませんが、そのようなことはありません。
ナビを使用しても、営業後に復習したり付近の目印を覚えたりと意識すれば、道をしっかりと覚えられます。
お客様の立場で考えても、分からない道を曖昧な状態で走られるより、ナビであらかじめ目的地を把握してもらったほうが安心して任せられます。
まとめ
タクシードライバーとして活躍するためには、ある程度は道を覚えておくことが大切です。ただし、入社後の研修や日々の乗務で少しずつ覚える機会は十分に設けられています。入社前に、完璧に覚える必要はありません。
新和自動車株式会社でも、未経験者を対象とした30日間以上の研修プランを用意しております。
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